2012年 日本代表フォーメーション 3-4-3

ザッケローニ監督が、もう一つのシステムと採用しているのが3-4-3システムです。ザッケローニがイタリアはセリエAのACミランを率いていたときに、この3-4-3システムで数々のタイトルを手にしました。日本代表でも何度か試されているフォーメーションですが、4-2-3-1に比べると歯車がなかなか合わず、ものにするにはまだ時間がかかりそうです。

3-4-3が機能しない日本代表

これまでのゲームで、スコアをリードしている状況で主に試験的に実施している3-4-3システムですが、十分に機能したと言えるゲームは無かったように思います。 3-4-3の日本代表を考察してみると、下記の3点を改善するべきです。

  1. 3バックの攻撃参加不足
  2. セントラルハーフの負担が大きい
  3. 攻撃における戦術理解度が低い

ザッケローニの3-4-3の場合、3バックもサイドハーフの攻撃参加とともに上がらないと、数的優位を築くことができず、反対にカウンターを受けるリスクが高まるのです。 また、遠藤と長谷部の攻守にわたる負担が非常に大きく、とても90分間を通してパフォーマンスを維持できないほど中盤が間延びしてしまいます。ディフェンスと最前線の距離が開くほど、中盤の二人がカバーしなければならない領域が広くなり、それはつまり3.で挙げた低い戦術理解度とも言えるのです。

3-4-3は日本の武器にならない

2012年現在、ザッケローニが監督に就任してから早2年が経ちますが、3-4-3システムは思ったよりも機能せず、それはザッケローニ本人も感じていることでしょう。ここまで機能しないのですから、少なくとも現在の日本代表には適していないのではないでしょうか。 3-4-3は前目に人数を割く、いわゆる攻撃的システムと謳われているのですが、攻撃戦術がまったく浸透していないのです。それはサイドハーフとウィングの連携を見ても明らかで、例えば誰が最後にサイドを突破するのか、どのタイミングで行くのか、チグハグな状況がいまだに改善されていないのです。 そこで、3-4-3はきっぱりと諦めて、4-2-3-1をベースにした本田のゼロトップ戦術や、もはや古い部類に入る4-4-2にトライしても良いと思うのです。少なくとも、3-4-3よりは馴染みのあるシステムですし、早い段階で計算できる戦術に押し上げることが出来るはずです。

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