2015年 日本代表フォーメーション 4-1-2-3 アジアカップ

アジアカップで、アギーレ監督が採用した4-1-2-3システムです。ウィングに武藤と本田、中盤のインサイドハーフに香川を起用したことが注目を集めました。

香川のインサイドハーフ起用

4-2-3-1ではなく、中盤にアンカーを置いた4-1-2-3システムを採用したことで、トップ下と呼ばれるポジションが無くなりました。代わりにインサイドハーフとして香川と遠藤が起用されました。インサイドハーフは、トップ下よりも守備での貢献が求められるため、香川のような攻撃を得意とした選手の起用には大変に驚かされました。結果的には可もなく不可もなく、そこそこに機能したと言えるでしょう。

武藤と本田のウィング起用

FC東京での活躍により抜擢された武藤は、左ウィングのポジションで日本代表でも大きく活躍しました。その爆発的なスピードと決定力は、これまでのフォワードやウィングの選手にはない、大きな期待を抱かせるものでした。

右ウィングは、所属チームのACミランでトップ下から右ウィングにコンバートされた本田が、クラブチームと同じポジションで起用されました。一般的にウィングというポジションは、スピードがあってドリブルが上手く、一人で局面を打開できるような選手に適正があります。しかし、本田はドリブルやスピードで翻弄し、個人技で突破を図るような選手ではなく、パスやシュート、対人におけるフィジカル能力に長所を見出せる選手です。この選手起用もまたそこそこの結果を残せたと言えますが、ACミランや日本代表においても、本田はサイドの選手ではなく中央でプレイしたほうが、よりチームに貢献できるものと思います。

チームの弱点

4-1-2-3のアンカーを置いたフォーメーションながら、前線の5人が戦術の特性上、かなり前がかりにポジションを取り、さらに両サイドバックも高めのポジションを取った時に、カウンターを受けるリスクが非常に大きくなります。アンカーの長谷部と前線の5人との距離が空き、全体のポジションが間延びするとさらにリスクが大きくなります。

センターバックには吉田と森重が起用され、悪くない連携を見せました。しかし、セットプレーやクロスなどのロングボールに対しては、たとえ高さである程度対抗できても、マークを外されたりマークの受け渡しでのミスから大きなピンチを招くことがありました。ディフェンス時のロングボールへの対応は、チームの中で大きな課題と言えます。

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